むし歯は歯垢中のむし歯菌が糖質から作る酸によって歯を溶かしていく病気で、右図のような３要素がそろっているとむし歯になりやすいと言われています。

従って、むし歯を防ぐには、

• 砂糖を多く含む食物を食べる回数を減らすこと（間食などで日に何度も食べるより、まとめて食べて回数を減らし糖が口の中に残っている時間を減らすようにすること）
• 歯垢を減らすこと（歯みがきをしっかり行うこと）

が重要です。

それでも、むし歯が大きく進行してしまった場合は神経をとらなければならない場合があります。当院では精密・丁寧な根の治療を行い、後でできるだけトラブルを起こさず歯が長く持つようにしています。

根の治療は、むし歯が神経に達して炎症を起こして痛んでいるときに神経をとる抜髄（ばつずい）と、神経はすでに死んでいてそこが汚れているために掃除をしてきれいにする感染根管処置に分かれます。治療法はほぼ同じで、どちらも根の中をきれいにして消毒し、根の先から再び汚染源となる浸出液などが入り込まないように薬剤をつめます。